Aquifoliaceae モチノキ科

モチノキ科のほとんどを占め、世界の暖帯を中心に約400種が知られる。モチノキの名は、本属の植物の樹皮から鳥黐（とりもち）をつくったことによる。

セイヨウヒイラギ　Ilex aquiflolium
英名：English or Common Holly
高さ約6mになる常緑の小高木。雌雄異株。葉は互生。縁に鋭い刺をもつ。イラン以西、ヨーロッパ、北アフリカに分布。ヨーロッパではクリスマスになくてはならない植物。北アメリカではセイヨウヒイラギが分布しないため、よく似たアメリカヒイラギ I. opaca （英名：American Holly）を代用とするが、セイヨウヒイラギに比べやや葉が薄い。また日本では、ヒイラギモチ（シナヒイラギ） I.cornuta （英名：Chinese Holly）もホーリーとして流通している。
葉の形がモクセイ科のヒイラギに似ることから、和名に「ヒイラギ」の名が含まれるが、まったく別物。花言葉は「家庭円満」。
花言葉は「先見の明」（英）、「私を守ってください」（仏）など。【管理】繁殖は実生または6～8月に挿し木。