切手植物園(Home)    国名一覧表    科名一覧表    和名一覧表    Country Name Index    Family Name Index

Boraginaceae ムラサキ科

約100属2000種からなる比較的大きな科。花序は渦巻き状。Boraはラテン語で「剛毛」。ハナシノブ科、クマツヅラ科に近縁。

 Argusia スナビキソウ属
 世界に3種あり、果実はコルク質で水に浮かび、海流によって散布される。属名は「砂引草」で、長い地下茎が砂の中を伸びていく様子に由来。


モンパノキ Argusia argentea モンパノキ(紋羽の木) 別名:ハマムラサキノキ
Argusia argentea(=Messerschmidia argentea)(切手印面はTournefortia argentea となっている。Tournefortia はスナビキソウ属に近縁だが、中果皮が汁質ではない点で区別される。)
英名:Velvetleaf
 旧世界の熱帯の海岸地域に広く分布。日本では九州(種子島以南)、沖縄、小笠原でみられるが、種子島では絶滅したといわれる。高さ数m〜10mの常緑低木。葉は互生で全縁。若い枝や葉、花序に銀色の長い毛が密生している。枝先に緑白色の小さな花を多数つけ、熱帯ではほぼ年中開花。果実は直径4〜6mmの球形で橙黄色に熟す。葉は野菜として利用されるが、タバコの代用とされることもある。沖縄では葉の搾り汁を魚介類の毒消しに使用するという。
ナウル 1976年


 Cordia カキバチシャノキ属
 世界の熱帯、亜熱帯に広く分布し、250種以上が知られる。花が大輪で美しい種が多い。また、木材として優れた種や、薬用として用いられる種もある。


Cordia dodecandra ジリコテ(Ziricote)
Cordia dodecandra
 中央・南アメリカに分布。
1969年 英領ホンジュラス


キバナイヌジシャ
Cordia subcordata
英名:Island Walnut、Sea Trumpet
現地名:Nawanawa(フィジー)、Te Kanawa(キリバス)
種子は食べられる。
キバナイヌジシャ Cordia subcordata キバナイヌジシャ Cordia subcordata
 1983年 フィジー   1994年 アイツタキ
キバナイヌジシャ Cordia subcordata
ナウル 1976年




アメリカチシャノキ
Cordia sebestena

英名:Geiger Tree, Scarlet Cordia
高さ5〜10m。西インド諸島からベネズエラにかけての原産で、熱帯地方で広く栽培される。果実は熟すと白くなり、甘みがあって食用にされ、また風邪薬にも用いられる。
アメリカチシャノキ Cordia sebestena アメリカチシャノキ Cordia sebestena
 1994年 アルバ 1976年 モントセラト




カキバチシャノキの1種 Cordia ricksekeri コルディア・リクセケリ
Cordia ricksekeri
1978年 バージン諸島


 Myosotis ワスレナグサ属 (Forget-Me-Not)
 ユーラシア大陸の温帯、アフリカ山地から南アフリカ、オセアニアにかけて約50種が分布。1年草または多年草。


タカネワスレナグサ Myosotis alpestris ワスレナグサ Myosotis palustris
タカネワスレナグサ
Myosotis alpestris
英名:Forget-Me-Not

鳥はカラフトライチョウ
Lagopus lagopus
英名:Willow Ptarmigan
1982年 アメリカ
ミオソティス・パルストゥリス
Myosotis palustris
アンドラ(フランス郵政)


ワスレナグサ
別名:ワスルナグサ(牧野富太郎による)、ヒメムラサキ
Myosotis scorpioides
一般名:True or Common Forget-Me-Not, Water Forget-Me-Not
Myosotis scorpioides
1983年 アイスランド
 ヨーロッパ原産の多年草。高さ10〜30cm。観賞用に栽培される。花は蕾の時はピンク色だが、開花とともにコバルト色になる。花の直径6〜8mm。花期は5〜7月。花序は渦巻き状。園芸品種には花色がピンクや白の種類もある。日当たりの良い湿地や水辺を好むが、一般の花壇でも育つ。日本には明治時代に渡来。現在では逸出したものが各地でみられる。
 属名 Myosotis はギリシャ語で「ハツカネズミの耳」の意で、葉の形状から。また種小名 scorpioides は「サソリの尾のような」で、花序の形に由来する。和名は英名のForget-Me-Notを訳したもの。
 ワスレナグサは、ヨーロッパでは友愛や誠実のシンボルとして親しまれ、さまざまな伝説も残っている。名前のいわれとなった伝説には次のようなものがある。
--------------------------------------------------
 ある日、ドナウ川のほとりを、一人の騎士とその許嫁が歩いていた。そのとき、娘は一束のワスレナグサが水の面に浮んでいて、流れ去ってゆくのをみた。彼女はその花束を手に入れたいと願ったので、騎士道の誇り高い青年は、ただちに水中に身を躍らせ、花束を手にしたが、思い鎧を着ていたため、体の自由を失い、滑りやすい岸に這い上がることができなかった。青年はいくらもがいても体は水の中に沈んでゆくのを覚って、最後の努力で花束を岸にいた愛人のもとに投げ、泣き叫ぶ愛人に「私を忘れないで」と叫び、水中に姿をかくしてしまった。
--------------------------------------------------
上記は春山行夫著 花ことば―花の象徴とフォークロア (下) (平凡社ライブラリー (157)) より引用
 (一部仮名づかいなど変更)
 なお上記の伝説にはいくつかの変容がある。
 また、14世紀イギリスのヘンリー4世(ランカスター朝初代のイングランド王。在位1399‐1413年)は、ワスレナグサを紋章の一つとし、以来、ワスレナグサをあらわすS字形の首飾りはランカスター家のシンボルとなった。
 スイスでは、若者がズボンのポケットにこの花を入れていくと、娘に気に入られるという。ドイツでは、この花を左の脇の下に入れて家路をたどると、途中で出会った最初の人が未来の配偶者の名を教えるという。
 花言葉は「私を忘れないで」、「真実の恋、志操の不変」(英)、「親切、好意」「私があなたを愛するように、私を愛してください」(仏)など。


 Onosma オノスマ属
 地中海からヒマラヤ、中国に約150種が分布。


オノスマ・カエスピトスム Onosma caespitosum オノスマ・カエスピトスム
Onosma caespitosum

詳細不明。
1990年 トルコ系キプロス


 Pulmonaria ヒメムラサキ属
 ヨーロッパからアジアにかけて10種あまりが分布。多年草。


プルモナリア・モリッシマ Pulmonaria mollissima プルモナリア・モリッシマ
Pulmonaria mollissima
 ヒメムラサキの1種。
1973年 ハンガリー


ヒメムラサキの1種 Pulmonaria officinalis プルモナリア・オフィキナリス
Pulmonaria officinalis

英名:Common Lungwort
 ヒメムラサキの1種。ヨーロッパからロシア中部に分布し、気管支の炎症に用いられた。
1976年 スイス




切手植物園(Home)   国名一覧表   科名一覧表   和名一覧表   Country Name Index   Family Name Index