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オトギリソウ科 Guttiferae
(Clusiaceae, Hypericaceae)

極地や砂漠をのぞく世界中に約50属1000種が分布。草本および常緑または落葉性の木本。

 Calophyllum テリハボク属
 アジア、オーストラリア、太平洋地域の熱帯を中心に約80種が分布。常緑の高木。マレー語では一般にビンタンゴール Bintangor の名でよばれ、重要な木材資源のひとつになっている。また多くのものから樹脂が採取される。


カロフィルム・ブラシリエンセ Calophyllum brasiliense カロフィルム・ブラシリエンセ (サンタ・マリア)
Calophyllum brasilienseC. antillanum
英名:Santa Maria
 熱帯アメリカ原産。樹高30〜40mに達する常緑高木。良材として知られる。
1970年 英領ホンジュラス




テリハボク
Calophyllum inophyllum

英名:Alexandrian Laurel
マレー語名:Bintangor, Penaga Laut
中国名:胡桐
熱帯の海岸に見られる常緑高木。高さ20mに達する。材は建築材、家具材などに用いられ、琉球諸島では俗に「琉球紫檀」ともよばれる。種子から採れる緑色の油は「ヤラボ油」とよばれ、リウマチなどの薬用、灯火用などに利用される。マレーシア地域では皮膚病や癩の薬にもされた。またインドネシア(ジャワ)では果実を Nyamplong と称し、リウマチ、乾癬、抜毛、癌などに用いる。
テリハボク Calophyllum inophyllum テリハボク Calophyllum inophyllum テリハボク Calophyllum inophyllum
1988年 ココス諸島 1979年 ウォリス・フトゥナ諸島 1987年 モルジブ
Calophyllum inophyllum
2000年 ピトケアン島

 Clusia クルシア属
 約100種が熱帯アメリカを中心に分布。


クルシア・グランディフロラ Clusia grandiflora クルシア・グランディフロラ
Clusia grandiflora

 花は直径9〜10cm。中心部から大量の樹脂を分泌する。ハリナシバチの仲間はこの樹脂を集めて巣の補強をする。最初白色の花は次第に褐色に変化し、花冠ごと落ちる。
1978年 スリナム


Clusia rosea クルシア・ロセア
Clusia rosea
英名:Autograph Tree, Signature Tree
 西インド諸島原産の常緑小高木。高さ約10m。葉は厚く丈夫で、尖ったもので表面をひっかくと文字や絵が描け、葉が落ちるまで残る。英名の「オートグラフ・ツリー」「シグネチャー・ツリー」もそのことによる。果実は熟すと星形に開いて、粘りけのある赤い種子を出し、鳥によって散布される。種子は他の樹木上で発芽し、長い気根を出してからみつき、結局はホストを殺してしまう。
1991年 バージン諸島


 Hypericum オトギリソウ属 (St.John's Wort)
 北半球の温帯を中心に約300種が分布する。1年草、多年草、または低木。葉は対生で、明点または黒点がある。萼片、花弁ともに5枚。観賞用に利用される種が多い。また止血など薬用としても用いられる。


Hypericum ericoides ヒペリクム・エリコイデス
Hypericum ericoides
1974年 スペイン


 Mammea マンメア属
 常緑の高木。熱帯アメリカと西インド諸島、熱帯アフリカ、マダガスカルとインドからマレーシア地域にかけて約40種が分布。


マメイリンゴ(マメイ)
Mammea americana
英名:Mammey, Mammey Apple
 高さ約20mになる高木。西インド諸島、熱帯アメリカ原産。内部は鮮黄色。多汁で生食用にされ、またジャムやシチューにも使われる。花は香水原料になる。樹皮からは樹脂 Resina de Mammey が採取される。
マメイリンゴ Mammea americana
1986年 ニカラグア 1972年 英領ホンジュラス




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