Iridaceae　アヤメ科

Crocus　クロッカス（サフラン）属

• クロクス・コロルコウィー　Crocus korolkowii
• タジキスタンをはじめ、ウズベキスタン、アフガニスタン、パキスタンなどの亜高山帯に分布。

• クロクス・スカルディクス　Crocus scardicus
• マケドニア、アルバニア地域に分布。

• クロクス・スカロヤニ　Crocus scharojani

• クロクス・ウェルヌス（ハナサフラン、ダッチクロッカス）　Crocus vernus （Syn. C. scepusiensis）
• 英名：Dutch Crocus
• ピレネーからヨーロッパ中部、ロシア、シチリア島に分布。高さ約10cm。花色は紫、ライラック、白色。色の濃い縞のあるものもある。クロッカスの名で流通している栽培品種のほとんどは、この種から改良された。切手印面の学名はC. scepusiensis と記載。

Iris　アヤメ属

• イリス・ダルワシカ　Iris darwasica
• タジキスタン原産のアヤメ。

• ハナショウブ　Iris ensata
• 英名：Japanese Iris
• 日本に自生するノハナショウブ var. spontanea （※）を元に、江戸時代につくられた園芸植物。多くの品種があり、育成された土地の名により「江戸系」「肥後系」「伊勢系」の3系統の品種群に分けられる。種小名は「剣形の」の意。花言葉は「優雅」。三重県の県花。
• （※）ハナショウブに先に学名がつけられたため、ノハナショウブが変種として扱われている。

• イリス・ゲルマニカ（ドイツアヤメ）　Iris germanica
• 一般名（英名）：German Iris
• ヨーロッパ産。外花被片の基部中央に、ひげ状突起がある。一般的に「ジャーマン・アイリス」とよばれるものの一つ。

• カキツバタ　Iris laevigata
• 別名：カオバナ、カオヨバナ（顔佳花）、フデバナ（筆花＝花の蕾を筆に見立てた）、カッコ（東北地方）
• シベリア、中国東北部、朝鮮、日本の水辺の湿地に群生する。高さ40～80cm。アヤメ属の中でもっとも水を好む。5～6月に濃紫色、まれに白色の花を2～3個つける。外花被片の中央に1本の白線が目立つ。園芸品種も多い。昔、この花の汁を布にこすりつけて染めたため、「書付花（掻付花）」が語源という。種小名は「無毛の、円滑な」の意。
• 愛知県の県花。

• イリス・マリアエ　Iris mariae
• イスラエル南部の乾燥地に自生する多年草。「オンコキクルス・アイリス（※）」の仲間。高さ20～30cm。地下に太い根茎がある。
• （※）オンコキクルス・アイリスとは、中東に分布し、大きな丸みのある花を1個だけつけ、葉は幅が狭く、やや灰緑色をしているといった特徴をもった一連のグループ。

• アヤメの1種　Iris sp.
• 鳥はマネシツグミ

• イリス・パラドクサ　Iris paradoxa
• トルコ東部、コーカサス、イランにかけて分布。高さ10～25cm。山地の乾燥した斜面にみられる。外花被が極端に小さく、内花被が大きい。

• イリス・ペルシカ　Iris persica
• 英名：Persian Iris

• キショウブ　Iris pseudacorus
• 英名：Water Flag, Yellow Flag
• ヨーロッパ、中央アジア原産。繁殖力が強く、日本や北アメリカをはじめ、世界各地で野生化している。花は黄色の1日花。白花、八重咲き、斑入葉などの園芸品種がある。

Romulea　ロムレア属

• ロムレア・コルムナエ　Romulea columnae
• 英名：Sand Crocus

Sisyrinchium　ニワゼキショウ属

• シシリンキウム・フィリフォリウム　Sisyrinchium filifolium
• 英名：Pale Maiden

• シシリンキウム・イリオイデス　Sisyrinchium irioides