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モクレン科 Magnoliaceae

 およそ13属240種から構成される。常緑または落葉。他のモクレン目植物と同様、植物体に精油を含み、芳香がある。葉は互生、単葉。ユリノキ属をのぞき全縁。托葉は大きく、2枚が合着して帽子状になり茎頂(けいちょう)を覆い、次期の幼葉や蕾を保護する。コブシなどの、軟毛が密生した花芽の覆いも托葉である。花は単性。

 Liriodendron ユリノキ属
 シナユリノキ(L. chinense)、ユリノキ(L. tulipifera)の2種だけで独立したユリノキ連を構成する(連は科と属の中間の階級)。


ユリノキ Liriodendron tulipifera ユリノキ(ハンテンボク、チューリップ・ツリー)
Liriodendron tulipifera
英名:Tulip Tree, Yellow Poplar, Whitewood
 落葉高木。北アメリカ東部に広く分布。高さ60mにも達する高木になる。
 現在では世界中の温帯域で、街路樹や庭園木として植栽されている。材は加工しやすく、建築材、家具など広い用途がある。ネイティブ・アメリカン(アメリカ先住民)はこの木から丸木船をつくった。成長が早く、条件がよければ実生から10年で高さ10mをこえる。
 和名のハンテンボクは、葉の形が半纏(はんてん)に似ることからつけられた。
 樹皮に含まれるアルカロイドは心臓や神経に作用。
1998年 アメリカ


 Magnolia モクレン属
 東アジアと北米東部に約70種が分布。



タイサンボク
Magnolia grandiflora
英名:Evergreen Magnolia, Bull Bay, Laurel-Leaved Magnolia, Large Magnolia, Southern Magnolia
中国名:洋玉蘭
 北米南東部原産。耐寒性が強く温帯地域でも容易に栽培できる。洋種であるが日本の寺院にもよく植えられている。
タイサンボク Magnolia grandiflora タイサンボク Magnolia grandiflora
          1993年 アルゼンチン 鳥はカッショクペリカン
Pelecanus occidentalis
英名:Brown Pelican
1982年 アメリカ

タイサンボク Magnolia grandiflora タイサンボク Magnolia grandiflora
鳥はマネシツグミ
Mimus polyglottos
英名:Mockingbird
1982年 アメリカ
1998年 アメリカ


 Michelia オガタマノキ属
 常緑の低木、または高木。東アジアから東南アジアにかけて約45種が知られる。属名はイタリアの植物学者、ミケリ(P. Micheli, 1818-1871)に由来。


キンコウボク Michelia champaca キンコウボク(チャンパカ)
Michelia champaca
英名:Champac Michelia
中国名:黄蘭
 樹高30mに達する常緑高木。東南アジア原産。花からは精油がとれ、香水の原料にされる。葉は養蚕に利用される。中国では根を薬用に利用する。東南アジア一帯では一般的に親しまれている木で、祭りや宗教儀式によく用いられる。また、インドでは神聖な木とされ、ヒンドゥー教寺院などに植栽される。
 日本でも温室内で容易に栽培できる。
1964年 北ベトナム




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