切手植物園(Home)    国名一覧表    科名一覧表    和名一覧表    Country Name Index    Family Name Index

ネムノキ科 Mimosaceae

ネムノキの仲間はマメ科に入れられることが多いが、クロンキスト分類体系ではネムノキ科とする。

 Acacia アカシア(アカキア)属
 全世界で500種以上の種が存在するが、オーストラリア(400種)、アフリカのサバンナなどに多い。属名はエジプト産の本属の1種のギリシア名 akazo(鋭い)または akantha(刺)に由来。

Acacia abyssinica アカキア・アビッシニカ
Acacia abyssinica
英名(Common Names):Flat-crowned acacia, Nyanga flat-top
1981年 ジンバブウェ

Acacia auriculiformis カマバアカシア
Acacia auriculiformis
一般名:Earleaf Acacia
 オーストラリア北部からニューギニア原産の小高木。街路樹や公園樹に、材はパルプや薪炭などに利用される。また成長が速いため、熱帯地域では造林樹種として植えられている。
1992年 パプアニューギニア

Acacia ehrenbergiana アカキア・エーレンベルギアナ
Acacia ehrenbergiana
英名:Salam
 アラビア半島、東アフリカに分布するアカシアの1種。
1991年 カタール

キンゴウカン Acacia farnesiana キンゴウカン(金合歓)
Acacia farnesiana
英名:Sweet Acacia, Cassie Flower
 熱帯アメリカ原産とされる低木。熱帯地域では観賞用に植栽される。花は鮮黄色(切手ではピンクがかって見える)で、芳香があり、香水の原料となる。また樹皮からはタンニンがとれる。
1987年 ソロモン諸島

アラビアゴムモドキ Acacia nilotica アラビアゴムモドキ
Acacia nilotica
英名:Egyptian Mimosa
 熱帯アフリカ原産。元来のアラビアゴムはこの種から採取された。豆果は飼料、野菜に利用される。種小名は「ナイル川の」の意。
1976年 ボツワナ

アカキア・ラディアーナ Acacia raddiana アカキア・ラディアーナ
Acacia raddiana Syn. A. tortilis
英名:Umbrella Thorn, Israeli Babool
 葉はラクダによって食べられ、熟した果実は家畜の餌として利用される。アフリカと中東の乾燥地帯に多い。
1983年 アルジェリア

アカキア・スピロルビス Acacia_spirorbis アカキア・スピロルビス
Acacia_spirorbis
 オーストラリア、ニュージーランドなどに分布。
1990年 バヌアツ

アカキア・トルティリス
Acacia tortilis (Syn. A. raddiana
英名:Umbrella Thorn, Israeli Babool
 高さ6m〜11m。上記アルジェリア切手と同一種?
アカキア・トルティリス アカキア・トルティリス Acacia tortilis
1998年 南アフリカ 1991年 カタール

アカキア・クサントフロエア Acacia xanthophloea アカキア・クサントフロエア
Acacia xanthophloea
現地名:Mgunga(Mgunga の名は他の種にも使われているようで、いわば一般名詞的なものと思われます)
 アフリカのサバンナ地帯に産する高さ約15〜25mの高木。樹皮は滑らかで黄色の粉状の物質に覆われ、指で擦ると緑色の樹皮があらわれる。8〜11月に、芳香のある黄色い球状の花をつける。建材、薪、飼料、薬用などの用途がある。また若い枝や葉、花弁などは象、キリン、猿などの野生動物によって食べられる。
 種小名はギリシア語のxanthos(黄色)とphloios(樹皮)とに由来。
1986年 ケニア

アカキア・ピクナンタ アカキア・ピクナンタ(ゴールデンワトル)
Acacia pycnantha
英名:Golden Wattle (黄金の編み枝)
 オーストラリア南東部原産。高さ3〜10mの常緑樹。オーストラリア国花。
2006年 日本

アカキア・セヤル Acacia seyal アカキア・セヤル
Acacia seyal
1987年 ブルキナファソ


 Albizia ネムノキ属
 常緑または落葉の高木から低木。旧世界の熱帯から暖帯に約150種が知られる。葉は互生で、2回偶数羽状複葉。

Albizia adianthifolia アルビジア・アディアンティフォリア
Albizia adianthifolia
一般名:flat-crown albizia
1983年 ベンダ

Albizia julibrissin ネムノキ
Albizia julibrissin
一般名:Silk Tree, Pink Siris
 高さ10m以上になる落葉高木。葉柄や小葉柄の基部には葉枕(ようちん)と呼ばれるふくらみがあり、この葉枕の細胞の膨圧の変化によって、暗くなると葉を閉じてしまう。これが眠ったように見えることから、ネムノキの和名がつけられた。花は小型で放射相称。赤い花糸がよく目立つ。夕方に開いて翌日にはしぼむ。
1995年 ルーマニア

 Dichrostachys ディクロスタキス属

ディクロスタキス・キネレア
Dichrostachys cinerea
英名:Aroma, Acacia Saint Dominique, Kalahari Christmas tree, Chinese lantern tree
 熱帯アフリカ原産。観賞用として熱帯アジアにも導入されているとか。日本ではホタルノキという園芸名(?)がつけられているようである。ピンク色の部分は中性花の葯(やく)のない仮雄しべ。黄色い部分は両性花の雄しべ。
 アフリカでは民間薬としてさまざまに利用され、ザイール(コンゴ)北東部のイトゥリでは堕胎薬として用いる。
ディクロスタキス・キネレア Dichrostachys cinerea
1987年 ブルキナファソ
ディクロスタキス・キネレア Dichrostachys cinerea
1977年 ガンビア


 Faidherbia ファイドヘルビア属

Faidherbia albida ファイドヘルビア・アルビダ
Faidherbia albida
1997年 ナミビア


 Enterolobium アメリカネムノキ属
 常緑または落葉の高木。熱帯アメリカと西インド諸島に約10種が分布。

アメリカネムノキの一種 Enterolobium contortisiliquum アメリカネムノキの1種
Enterolobium contortisiliquum
Syn. Mimosa contortisiliqua
英名:Earpod Tree, Timb, Elephant's Ear Tree
1993年 アルゼンチン

アメリカネムノキ
Enterolobium saman
Syn. Albizia saman, Samanea saman, Pithecellobium saman
英名:Rain Tree, South American Acacia, Monkey Pod
傘状の樹冠を形成するので、緑陰樹として利用される。
 テレビCMの「この木なんの木」はこの木。日立のCMがスタートしたのは1973年だそうであるが、84年から使われている木は5代目で、ハワイ・オアフ島のモアナルア・ガーデンパークにある樹齢130年の大木。日立は2007年2月9日、公園の維持・管理や「この木」を独占的に広告に使用する権利を、公園を所有する地元企業から取得したと発表した(2007年2月10日新聞報道)。
アメリカネムノキ Samanea saman アメリカネムノキ Pithecellobium saman
1969年 ベネズエラ 1984年 セントルシア
アメリカネムノキ Enterolobium saman
1976年 モントセラト


 Inga インガ属
 熱帯・亜熱帯アメリカに約350種が分布。ネムノキに似るが、葉は1回羽状複葉。

Inga edulis インガ・エドゥリス
Inga edulis
英名:Food Inga
 中央・南アメリカの熱帯に生育する小高木。種子をとりまくパルプ質の内果皮を食用にする。栽培もされている。
1983年 スリナム

インガ・ラウリナ Inga laurina インガ・ラウリナ
Inga laurina
英名:Jackysac、Spanish Oak、Sweet Pea
 中米、西インド諸島、およびプエルトリコ原産。高さ約10m。豆果は長さは6〜12cmで、種子のまわりの内果皮は甘く食べられる。コーヒー園の庇陰樹(ひいんじゅ)としても利用される。
1980年
セントクリストファー・ネビス


 Mimosa オジギソウ属
 約480種が熱帯アメリカを中心に分布。草本、まれに低木。大部分はとげをもつ。葉が刺激に対して敏感に反応するものもあるが、オジギソウ M. pudica など一部の種に限られる。

オジギソウ Mimosa pudica オジギソウ(ネムリグサ、ネンネクサ、ビックリソウ)
Mimosa pudica
英名:Sensitive Plant
中国名:含羞草
 ブラジルを中心とする熱帯アメリカ原産の1年草、または多年草。葉は互生。2回羽状複葉。茎にはとげがある。葉腋(ようえき)から小さな花が多数集まったピンク色の球状花序を生じる。長い花糸がよく目立つ。観賞用に栽培され、広く世界の熱帯に帰化している。日本には江戸時代にオランダ船によってもたらされた。
 属名は「人まね、身振り」の意で、和名のオジギソウ同様、葉の動きに関連した名。種小名は「内気な」の意。
 震動、接触、火気、ガス、明暗などの刺激に敏感に反応して小葉を閉じ、葉全体が下垂する。これは各葉節基部にある葉枕(ようちん)とよばれる柔組織の細胞の膨圧が変化することによる。
 花言葉は「感受性」「敏感症」(英)、「羞恥心」(仏)。
1987年 ソロモン諸島


 Neptunia ミズオジギソウ属
 水生の多年生草本であるが陸生のものもある。約12種が世界の熱帯・亜熱帯に分布。オジギソウ属に似るが、刺をもたない、花が5数性、1つの花序に中性花と両性花の2種類の花をつける、豆果が断片にわかれない、などで区別できる。

Neptunia oleracea ミズオジギソウ(カイジンソウ=海神草)
Neptunia oleracea
 新旧両大陸の熱帯に分布する水生の多年草。高さ約1.5m。花は黄色。熱帯地域では若い葉や茎を野菜として利用する。オジギソウと同じく、葉が刺激に敏感に反応するため観賞用とされることもある。
2002年 マレーシア


 Parkia パルキア属
 常緑または落葉の高木。熱帯を中心に約50種が分布。コウモリが花粉を媒介(コウモリ媒花)。果実や種子を生食、煮物、炒ってコーヒーの代用、またモヤシを野菜とするなど、食用として利用される種が多い。

パルキア・ビグロボーサ
(フサマメノキの1種)
Parkia biglobosa
Syn. P. africana, P. clappertoniana, P. filicoidea, P. intermedia, P. oliveri, Inga biglobosa, Mimosa biglobosa, Roxburghii africana
英名:African Locust Bean Tree
フサマメノキの1種 Parkia biglobosa
1987年 ブルキナファソ
Parkia biglobosa
1982年 マリ
Parkia biglobosa
1992年 セネガル


 Pithecellobium キンキジュ属
 常緑または落葉の高木。中央・南アメリカに約20種が分布。

キンキジュの1種 Pithecellobium unguis-cati キンキジュの1種
Pithecellobium unguis-cati
Syn. Mimosa unguis-cati, Inga rosea, Zygia unguis-cati
英名:Cat's Claw, Bread and Cheese, Campeche, Black Bead, Espino de Playa
種小名 unguis-cati は「猫の爪」の意。
1994年 アルバ


 Prosopis プロソピス属
 熱帯と亜熱帯の乾燥地域に約40種が分布。大部分はアメリカにある。

プロソピス・アルバ Prosopis alba プロソピス・アルバ
Prosopis alba
現地名?:Algarrobo Blanco
1993年 アルゼンチン

キャベ Prosopis julifera キャベ
Prosopis julifera
英名:Mesquite
熱帯アメリカ、西インド諸島に分布。果実は甘く、食用にされる。蜜源植物。
1967年 モーリタニア



切手植物園(Home)   国名一覧表   科名一覧表   和名一覧表   Country Name Index   Family Name Index