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アカバナ科 Onagraceae

多くは多年草。15属約650種が世界に広く分布するが、北アメリカとメキシコに多く、この地域にはすべての種が分布する。花粉粒が粘着糸によってゆるくつながっている。葉はふつう全縁で互生または対生。花は通常両性花。放射相称で、通常4数性または2数性。葉腋に単生、穂状、円錐状のいずれかの花序をつくる。日本では北海道から沖縄にかけて分布する。

 Epilobium アカバナ属
 アカバナ科中最大の属。世界の温帯から寒帯に160種以上が知られるが、ユーラシア大陸にもっとも多く、ヒマラヤ、カフカス、アルプスなどに約83種が分布する。

ヤナギラン Epilobium angustifolium ヤナギラン
Epilobium angustifolium
英名:Fireweed, Rosebay, French Willow, Wicopy
大形の多年草で、高原の草地などに群落を形成する。高さ約1.5メートル。葉は互生し、裏面は粉白色を帯びる。花は大型の総状花序で、6〜8月に紅紫色の美しい花をつける。大量の蜜を出すため、蜜源植物として利用される。北アメリカ、アジア、ヨーロッパに分布。日本では本州中部以北から北海道に生育する。
1966年 カナダ


 Fuchsia フクシア属
 木本的な草本または低木。約100種が知られるが、大部分は中南米の冷涼で湿潤な山地に自生する。肉質の液果をもち、鳥によって種子が散布される。また、花は蜜を分泌し、ハチドリ、ミツスイなどによって送粉される鳥媒花。園芸的にも人気があり、多くの園芸品種が作出されている。

フクシア・マゲラニカ Fuchsia magellanica フクシア・マゲラニカ
Fuchsia magellanica
 チリ南部からアルゼンチンに分布。高さ約3m。赤い花床筒、漏斗状の萼、覆瓦(ふくが)状の紫色の花弁をもつ。現在のほとんどの園芸品種に関与している。
1995年 フォークランド諸島



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