Pandanaceae タコノキ科

切手植物園(Home)　　　　国名一覧表　　　　科名一覧表　　　　和名一覧表　　　　 Country Name Index　　　　Family Name Index

木本性の単子葉植物。旧世界の熱帯に3属約700種が分布。日本の小笠原諸島と南西諸島は分布の北限地域で、タコノキ属2種とツルアダン3種が知られる。雌雄異株。雌花序は多数の雌花が集合した球形または円柱形。太い気根を出す種が多く、それがタコノキの名前の由来となっている。葉は幅が広い線形で鋭い鋸歯がある。葉は敷物、容器、装飾品、腰蓑（こしみの）などにつかわれた。果実にはデンプンが含まれるため食用にすることもある。

　Pandanus　タコノキ属　（Screw-Pine）

　木本性植物で旧熱帯地域に広く分布。約600種が知られている。葉は茎の上部に密生してらせん状につくため、スクリュー・パインの名がある。多くの種で、葉をマット、カゴ、帽子などの編み物の原料に利用する。果実や種子を食用とする種もある。
　属名 Pandanus はマレー名に由来。

	パンダヌス・メイ Pandanus mei
ナウル　1976年

アダン（シマタコノキ、リントウ）
Pandanus odoratissimus　Syn. P. tectorius
英名：Screw-Pine
　熱帯の海岸に広く分布する。和名のアダンは琉球の現地名に由来（台湾名に由来するとも）。果実は熟すとバラバラになって海水に浮き、漂流して分布をひろげる。フィリピンでは葉を米飯に入れて炊き、新米のような香りをつけるのに用いるというが、同属のニオイアダン P. odorus も同様に利用されるようである。葉はピトケアン島の切手図案にもあるように、カゴや敷物など多くの用途がある。また海岸の防風林としても利用される。

1983年　ピトケアン島

1979年　ウォリス・フトゥナ諸島

	ビヨウタコノキ Pandanus utilis 英名：Screw Pine マダガスカル、モーリシャス原産。高さ約15～20mに達する。種子は煮て食用に利用される。
1985年　アセンション

切手植物園(Home)　　　国名一覧表　　　科名一覧表　　　和名一覧表　　　 Country Name Index　　　Family Name Index