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スズカケノキ科 Platanaceae

スズカケノキ属 Platanus 1属だけからなる単型科。マンサク科 Hamamelidaceae に近縁。成長が速く、排気ガスなどに強いことから、街路樹や公園樹として世界中で植栽されている。材は家具、ろくろ細工などとして利用される。

 Platanus スズカケノキ(プラタナス)属 (Plane-Tree)
 落葉の高木。約10種が、北アメリカからメキシコ、およびヨーロッパ南東部からヒマラヤにかけて分布する。和名の「篠懸の木」は、集合果が山伏の着る篠懸の衣の房の形に似ることによる。

Platanus orientalis スズカケノキ(篠懸の木・鈴懸の木)
Platanus orientalis
英名:Common Plane, Oriental Plane
 高さ30mに達する落葉高木。ヨーロッパ東南部からヒマラヤに分布する。幹には樹皮がはげた斑紋状の模様がある。花は単性花で雌雄同株。葉は互生し、葉柄の長さは約3〜8cm。葉身は長さ、幅ともに約20cmあり、掌状に5または7中裂する。果実は多数の小堅果からなる緑色の集合果で、直径3〜4cm。長い果柄の先に3〜6個がぶら下がる。街路樹や庭園樹として世界各地で広く植えられているが、日本では少ない。日本で最もよく見られるのは、スズカケノキとアメリカスズカケノキ P. occidentalis の自然交雑種といわれるモミジバスズカケノキ P. ×acerifolia である。スズカケノキが日本に渡来したのは明治初めで、小石川植物園に植えられた。
 花言葉は「天才」
1994年 トルコ



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