Podocarpaceae マキ科

南半球を中心に7属135～140種があり、針葉樹類ではマツ科に次いで種類が多い。

　Dacrydium　リムノキ属

　雌雄異株の常緑針葉樹。オーストラリアから西マレーシア地域、南米南部に20種～25種が分布。成木の葉は杉の葉に似る。

	リムノキ Dacrydium cupressinum 現地名：Rimu（マオリ）英名：Rimu, Red Pine 　高さ30mを超える常緑針葉樹。糸杉に似た繊細な枝葉をもち、種小名もそれにちなむ。重要な木材資源で、建築、家具材などに利用される。
1989年　ニュージーランド

　Podocarpus　イヌマキ属（マキ属）

　南アフリカ、東アフリカ、南アメリカ、ニュージーランドを中心に約100種が分布。常緑の高木または低木。


ポドカルプス・ダクリディオイデス Podocarpus dacrydioides　（Syn. Dacrycarpus dacrydioides）英名：White Pine 現地名：Kahikatea （マオリ）　ニュージーランドでみられる常緑高木。高さ50mを超える。ニュージーランド　1989年		トタラ Podocarpus totara 現地名：Totara（マオリ）　ニュージーランドでみられる高さ30mに達する常緑高木。重要な木材資源で、家具、建築材などの用途がある。ニュージーランド　1989年

	ポドカルプス・ファルカトゥス Podocarpus falcatus 英名：Outeniqua yellowwood 南アフリカのケープ州の固有種。大きなものでは高さ50m、幹の直径3mにもなる。樹脂が少なく、造船材としての利用価値が高い。
1983年　シスカイ