切手植物園(Home)    国名一覧表    科名一覧表    和名一覧表    Country Name Index    Family Name Index

タデ科 Polygonaceae

約45属1000種が全世界に分布。おもに草本。つる性のものや木本のものもある。タデ科のみでタデ目を構成する。イソマツ科に近縁。食用、観賞用に利用される種も多い。

 Antigonon アサヒカズラ属
 木本的なつる植物。中米に2種が分布。

ニトベカズラ(アサヒカズラ)
Antigonon leptopus

英名:Coral Vine, Confederate Vine, Corallita, Love Vine, Pink Vine, Mountain Rose
中国名:珊瑚藤
メキシコ原産で、熱帯、亜熱帯地域で観賞用に広く栽培される。日本には1917年に渡来。
 こちらは京都府立植物園温室のアサヒカズラ(2006年10月撮影)。
ニトベカズラ Antigonon leptopus
1970年 バーミューダ
ニトベカズラ Antigonon leptopus
1985年 タイ
Antigonon leptopus
1985年 グレナダ


 Bistorta イブキトラノオ属
 北半球の温帯や高山に、約40種が分布。花は両性。地下に太く短い根茎を有する。

Polygonum bistorta イブキトラノオ
Bistorta majorPolygonum bistorta
一般名:Bistort, Snakeweed
 北半球の温帯に広く分布する多年草。日本で北海道から九州にかけて分布。花茎は高さ50〜100cm。根生葉は長さ6〜18cmの長楕円状披針形。花期は7〜9月。根茎にはタンニンを含み、漢方では収斂剤として、ヨーロッパではうがい薬や下痢止め薬などに用いる。和名は伊吹山に多く、花穂を虎の尾に見立てたことから。
1963年 ユーゴスラビア


 Coccoloba ハマベブドウ属
 常緑あるいは落葉の高木または低木、ときにつる性。中央・南アメリカに約200種が知られる。

ハマベブドウ Coccoloba uvifera ハマベブドウ
Coccoloba uvifera

英名:Seaside Grape, Sea Grape, Shore-Grape
 米国南部からメキシコ、西インド諸島、ブラジルなどの海岸地域に生育する常緑小高木。白い花を総状花序につける。果実は直径2cm以上の球形または洋梨形で、甘みと酸味があり、生食されたりゼリーなどに加工される。

■参考写真:ハマベブドウの葉(京都府立植物園 2006年10月15日 下から見上げての撮影なので、葉裏が写っています。)
1994年 アルバ


 Polygonum タデ属
 世界に約300種が広く分布する。生態分布域も広い。

Persicaria tinctoria アイ(タデアイ)
Polygonum tinctorium (Syn. Persicaria tinctoria)
英名:Chinese Indigo
高さ50〜70cmの1年草。茎は紅紫色を帯びる。原産は東南アジア。日本へは中国を経て飛鳥時代に伝わったとされる。江戸時代にはベニバナ、アサとともに「三草」とされた。属名は「節が多い」、種小名は「染色用の」の意味。葉や茎にインディゴという色素成分を含み、青色染料として使われる。原料の葉を発酵させたのち、臼に入れてつき固めて藍玉とし、これを染料として用いる。漢方では果実を干したものを藍実(らんじつ)とよび、解毒、解熱に利用する。また、アイで染めた衣類は防虫効果も高いとされる。
2002年 韓国

 Rheum ダイオウ属 (Rhubarb)
 中国、ヒマラヤなどのアジア内陸部に約50種が分布。大型の多年草。自家不稔性(じかふねんせい)で雑種をつくりやすく、形態的に多様。有用種も多い。このうち数種の根茎を漢方の「大黄(だいおう)」として、緩下剤(かんげざい=効きめのおだやかな下剤)、消化不良、健胃薬などに利用する。

レウム・エモディ Rheum emodi レウム・エモディ
Rheum emodi
英名:Himalayan Rhubarb, Indian Rhubarb
 ヒマラヤ地方原産。根茎を薬用として利用。栽培もされる。
1980年 ネパール

レウム・ノビレ レウム・ノビレ
Rheum nobile
 ヒマラヤ東部の標高3900〜4500mの高山帯の岩礫地に生える。葉は円形の根性葉で直径約20〜30cm。花は総状花序につき、長さ5〜10cmの花序全体が黄白色の多くの苞葉ですっぽりと覆われた特異な形となり、「温室植物」と呼ばれる。形状だけではなく、じっさいに内部は外気に比べて暖かく、昆虫の授粉を助けたり、花茎自体の成長を加速させたりしていると考えられている。中空の太い茎はさわやかな酸味があり、食用になる。
2003年 ネパール


 Rumex スイバ属 (Sorrel, Dock)
 北半球の温帯を中心に約200種が分布。多くは多年草。薬草、野菜、染料として利用される種もある。属名はラテン古名で「槍」の意。

Rumex vesicarius ルメックス・ウェシカリウス
Rumex vesicarius (印面はR. vesicrius
英名:Bladder Dock
 ヨーロッパ南部、ギリシャ、西アジア、アフリカ北部に分布。葉は食用となるが、蓚酸を多量に含む。根は染料となる。種小名は「小胞(小嚢)からなる」の意。
1998年 アラブ首長国連邦


 Securidaca セクリダカ属

Securidaca longipedunculata セクリダカ・ロンギペドゥンクラタ
Securidaca longipedunculata
一般名:Violet Tree, krinkhout, Mpesu, Mmaba
 熱帯アフリカに広く分布。高さ約6m。
1971年 マラウィ


 Triplaris トリプラリス属
 南北アメリカに約25種が分布。花被片から3つの翼を出し、バトミントンの羽根のように痩果を分散させる。

Triplaris caracasana トリプラリス カラカサナ
Triplaris caracasana

1969年 ベネズエラ

トリプラリス・スリナメンシス Triplaris surinamensis トリプラリス・スリナメンシス
Triplaris surinamensis
英名:long John
1976年 モントセラト

■参考写真:トリプラリス・クミンギアナ(Triplaris cumingiana)雌株(京都府立植物園 2006年5月1日)



切手植物園(Home)   国名一覧表   科名一覧表   和名一覧表   Country Name Index   Family Name Index