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イチイ科 Taxaceae

 常緑の高木または低木。北半球に4属、南半球に1属が分布。葉は線形で、互生あるいは対生。雌雄異株。和名はかつてこの材で「笏(しゃく)」をつくったため、官位にちなんで「一位」とつけられたといわれる。別名アララギ、オンコ。

 Taxus イチイ属
 北半球に8種が分布。モミやツガとは、葉の裏の気孔条が目立たないことで区別できる。針葉樹類で唯一、葉に樹脂道をもたない。有毒なアルカロイドであるタキシン taxin を含有するが、薬用にされることもある。属名はギリシャ語の「弓 taxos」に由来する。


ヨーロッパイチイ(セイヨウイチイ、セイヨウオンコ)
Taxus baccata

英名:Common Yew, English Yew
 高さ15m以上になることもある。ヨーロッパ南部、北アフリカから西アジアにかけて分布。欧米で庭園樹としてよく用いられる。成長は遅い。赤く熟した仮種皮は食べられる。材は美しく、家具、床板などに用いられる。古くから弓材として用いられ、今日でもアーチェリー用材に用いられる。
 近年は抗癌剤(タキソール)の原料植物として、北アメリカ産のタクスス・ブレウィフォリア T. brevifolia とともに注目されている。

Taxus baccata ヨーロッパイチイ Taxus baccata
2003年 ラトビア 1984年 アイルランド




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