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Tropaeolaceae ノウゼンハレン科

匍匐(ほふく)性の茎をもつ多肉の草本。中央・南アメリカに3属約90種が分布。大部分はノウゼンハレン属。葉は盾形の掌状。多くは互生。花はふつう距をもった左右相称で、葉腋に単生する。萼片、花弁ともに5枚。雄しべは8本。かつてはフウロソウ科に含まれていたが、雄しべや果実の差異などで別科に分けられた。ノウゼンハレン属、マガラナ属(1属1種)、トロパエアストルム属の3属からなる。茎や塊茎が食用にされる種もある。

 Tropaeolum ノウゼンハレン属
 中央・南アメリカに約90種が分布。多年草または1年草。属名は戦勝トロフィーを意味する Tropaion に由来する。葉を盾に、花を兜に見立てたことからの連想。

ノウゼンハレン(凌霄葉蓮)
Tropaeolum majus
英名:Garden Nasturtium 別名:キンレンカ(金蓮花)、ナスタチウム
 ペルー原産のつる性1年草または多年草。観賞用として鉢植えや花壇で栽培される。原産地では、「カチャコ・デ・ムラダー cachaco de muladar = ゴミ捨て場のきざ男」などの呼び名がある。茎葉は野菜の代用としてサラダなどに利用される。また果実は香辛料となる。
 和名は花がノウゼンカズラ、葉がハスに似ることによる。また、英名の Nasturtium(ナスターシャム、ナスタチウム)はアブラナ科のオランダガラシ属 Nasturtium に辛さが似るから。花言葉は「勝利」(英国)など。
Tropaeolum majus
1965年 イエメン
ノウゼンハレン Tropaeolum majus
1959年 スイス



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