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ニレ科 Ulmaceae

常緑、落葉、半落葉の木本。15属約150種が世界の熱帯から温帯に分布。とくに中米・南米に多い。葉は単葉で、ふつう互生し、左右相称でない。花は目立たず、集散花序につく。クワ科、イラクサ科、アサ科に近縁。街路樹や公園樹として利用される。また木目が美しく、有用材として利用されるものも多い。樹皮の靱皮繊維が強く、縄や紙などもつくられる。植物体にはタンニン、フラボノイド、リグナン、トリテルペン、セスキテルペンなどを含み、薬用としても用いられる。日本にはケヤキ属、ニレ属、エノキ属、ウラジロエノキ属、ムクノキ属の5属が自生。

 Ulmus ニレ属
 落葉または半落葉樹。北半球の温帯から暖帯に約20種が分布。属名はこの植物のケルト語での呼び名から。街路樹や公園樹などとして利用される。ニレは、セイヨウシナノキ(シナノキ科)、プラタナス(スズカケノキ科)、セイヨウトチノキ(=マロニエ トチノキ科)と並んで世界四大並木に数えられる。

セイヨウニレ Ulmus glabra
英名:Common Elm, Wych Elm, Scotch Elm
 高さ30mになる高木。ヨーロッパの中部から北部にかけて分布。街路樹や公園樹として利用される。英語のエルム (Elm) は、ふつうこの種またはヨーロッパニレ U.minor を指す。

Ulmus glabra Ulmus laevis
2004年 ベラルーシ
1997年 ルクセンブルク


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