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セリ科 Umbelliferae

世界に約300属3000種が広く分布。ほとんどのものが草本。食用、薬用など有用な種を多く含むが、ドクゼリ、ドクニンジンなどの有毒植物も含まれる。科名は傘状の散形花序をもつことにちなむ。以前にはカラカサバナ科といった。ウコギ科に近縁で、両者をまとめてひとつの科とする見解もある。

 Angelica シシウド属
 多年草。北半球の温帯とニュージーランドに約60種が分布。


アンゼリカ Angelica archangelica アンゼリカ(ヨーロッパトウキ)
Angelica archangelica(Syn. Archangelica officinalis
英名:Angelica, Garden Angelica
 グリーンランド、ヨーロッパからアジア中部原産。多年草。高さ約1〜2m。夏に緑白色の花を多数つける。薬草として婦人科の鎮静剤や強壮剤として用いられた。ケーキの味付けや飾り付けにも利用される。また根や種子からはアンゼリカ油がとれ、ジンやリキュールの香りつけに利用される。
1997年 ソマリア


 Apium アピウム(オランダミツバ)属 Celery
 1年草から多年草。世界の温帯から熱帯山地に約40種が知られる。1種が広く栽培される。属名の Apium はセロリの古ラテン名。


アピウム・アウストラレ Apium australe アピウム・アウストラレ
Apium australe (Syn. A. prostratum
 セロリの1種。種小名の australe は「南の、南方系の」の意。
1972年 トリスタン・ダ・クーニャ


 Carum キャラウェー属
 1年草から多年草で、温帯地域に約40種が分布。


キャラウェー Carum carvi キャラウェー(ヒメウイキョウ
Carum carvi

英名:Caraway
中国名:黄蒿
 果実を香辛料として利用する1〜2年草。ヨーロッパ原産。根は人参に似て野菜として利用される。果実はカルム実とよび、スパイスとしてビスケット、ケーキ、料理などに利用される。料理ではとくにザワー・クラフトやキャラウェーチーズの香料として使われる。またウイキョウ Foeniculum vulgare の代用品として、健胃、駆風薬などに用いられる。
1993年 エチオピア

 Cnidium ハマゼリ属
 ユーラシア大陸に約20種が分布。


センキュウの1種 Cnidium dubium センキュウの1種
Cnidium dubium
1977年 デンマーク


 Crithmum クリスムム属
 西ヨーロッパから地中海沿岸に1種が分布する単型属。無毛の多年草。


Crithmum maritimum クリスムム・マリティムム
Crithmum maritimum
英名:Samphire, Sea Fennel, Rock Samphire
 多年草。高さ30〜50cm。葉はやや肉厚で茎の基部は木質化する。葉を香辛料やピクルスに利用する。
2003年 ジャージー


 Eryngium エリンギウム(ヒゴタイサイコ)属 (Eryngo)
 世界の熱帯から温帯にかけて約230種が分布。


エリンギウム・アルピヌム Eryngium alpinum エリンギウム・アルピヌム
Eryngium alpinum
 ヨーロッパ・アルプスの標高1500〜2000mに生える多年草。高さ30〜120cm。頭状の花序をもち、その周りを淡紫色で長さ3〜6cmの総苞片が取り巻く。
1946年 スイス


 Foeniculum ウイキョウ属
 ユーラシア大陸に数種が分布。


Foeniculum vulgare ウイキョウ(フェンネル)
Foeniculum vulgare
英名:Fennel
中国名:茴香
 高さ1〜2mになる宿根性の多年草。南ヨーロッパから西アジア地域の原産。葉は糸状に細かく裂け、夏に黄色の小花を複散形花序につける。全草に特有の芳香があり、香辛料・薬用として古くから利用されてきた。
1998年 パレスチナ




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