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クマツヅラ科 Verbenaceae

木本または草本。世界の熱帯や暖地を中心に、約80属3000種が広く分布。

 Clerodendrum クサギ属
 常緑または落葉の低木、亜低高木。熱帯地方を中心に約100種が知られる。なお、現在クサギ属はシソ科に移動している(後日対応予定)。
クサギの1種 Clerodendrum aculeatum クレロデンドルム・アクレアトゥム
Clerodendrum aculeatum

英名:haggarbush
1980年 セントクリストファー・ネビス

Clerodendrum fragrans クレロデンドルム・フラグランス
Clerodendrum fragrans
1985年 Ascension

イボタクサギ Clerodendrum inerme
イボタクサギ Clerodendrum inerme
蝶はEuploea nemertes(Danaidae)
1990年 パラオ
イボタクサギ Clerodendrum inerme
1978年 ツバル

ジャワヒギリ Clerodendrum speciosissimum ジャワヒギリ
Clerodendrum speciosissimum
英名:Javanese Glorybower, Flaming Glory Bower, Pagoda Flower, Giant Salvia
 東南アジア原産。
 印面は Clerodendron speciossimum (綴り間違い)。
1994年 セネガル

クレロデンドルム・スプレンデンス Clerodendrum splendens クレロデンドルム・スプレンデンス
Clerodendrum splendens
英名:Climbing scarlet
 西・中央アフリカ原産のつる性低木。
1977年 ガンビア

ゲンペイクサギ
Clerodendrum thomsoniae
C. thomsonae
英名:Tropical Bleeding Heart, Glorybower, Broken Heart
 西アフリカ原産のつる性の低木。高さ4〜5m。白い部分は萼で、赤い筒状の花冠から4本の雄しべと1本の雌しべが長く突き出す。
ゲンペイクサギ Clerodendrum thomsoniae
1991年 ウガンダ
ゲンペイクサギ Clerodendrum thomsoniae
1963年 シエラレオネ
Clerodendrum thomsoniae
1980年 コートジボアール
ゲンペイクサギ Clerodendrum thomsoniae
1987年 ソロモン諸島

 Gmelina キバナヨウラク(グメリナ)属
 常緑、半常緑の低木または高木。インドから東南アジア、マレーシアに約10種が分布。

Gmelina arborea グメリナ・アルボレア(キダチキバナヨウラク)
Gmelina arborea
一般名:Candahar or Kashmire Tree
 落葉の高木。高さ20mに達するものもある。インドから東南アジア、マレーシアに分布する。中国雲南省の少数民族のタイ族は、この植物の花を、正月のおせち料理として白玉粉の餅につき込み、バナナの葉に包んで粽(ちまき)をつくるという。材は加工が容易で、建築や家具材として利用される。
1999年 タイ

グメリナ・ウィティエンシス Gmelina vitiensis グメリナ・ウィティエンシス
Gmelina vitiensis
現地名:Rosawa(フィジー)
1983年 フィジー


 Lantana ランタナ属
 常緑の低木または草本。熱帯アメリカを中心に約150種が分布。とげのあるものも多い。また果実が食べられるものもある。

ランタナ
別名:シチヘンゲ(七変化)、コウオウカ(紅黄花)
Lantana camara
英名:Red Sage, Yellow Sage, Bahama Tea, Angel Lips
中国名:五色梅、五彩花
 熱帯アメリカ原産の常緑低木。高さ約1m。茎は四角でとげがある。日本には江戸時代の末期に渡来。観賞用に栽培され、多くの品種がある。和名の「シチヘンゲ(七変化)」は、日がたつにつれて花の色が赤く変化するから。性質は丈夫で、熱帯地域ではやっかいな雑草となっている。挿し木や種子で容易にふえる。
ランタナ Lantana camara
1964年 ニジェール
Lantana camara
1991年 バージン諸島
Lantana camara
1984年 グレナダ


 Nyctanthes ニクタンテス属
 落葉または常緑の低木から小高木。インドから東南アジア南部、ジャワに2種が分布。

Nyctanthes arbor-tristis ヨルソケイ
Nyctanthes arbor-tristis
英名:Night Jasmine, Tree of Sadness, Coral Jasmine
 落葉の低木または小高木。花は白色で花筒部は紅橙色。日没時に開いて芳香を放ち、翌朝には落花する。インドの女性たちは、樹下一面に落ちている花冠を拾い集め、糸に通して花輪をつくり、ネックレスや髪飾りにするという。また落ちたばかりの新鮮な花は、香料や橙色の染料になる。
2003年 ネパール


 Premna ハマクサギ属
 アジアとアフリカの熱帯を中心に約200種が分布。
Premna serratifolia タイワンウオクサギ
Premna serratifolia
2004年 ベトナム


 Tectona チークノキ属
 東南アジアに3種のみが分布。落葉性の高木。
チークノキ Tectona grandis チークノキ
Tectona grandis
英名:Teak
 高さ30〜45mになる落葉性の高木。6〜9月の雨期に白色の花を円錐花序につける。建築材としてもっとも重要な樹種のひとつだが、利用できるまでに60〜80年かかるという。材は光沢があって美しく、独特の芳香があり、耐久性が極めて高くシロアリの害も受けにくい。また熱帯産の樹木であるが、乾期には成長が止まるので年輪がある。
1959年 トーゴ


 Vitex ハマゴウ属
 常緑または落葉の木本。世界の熱帯から温帯に約250種が分布。
セイヨウニンジンボク Vitex agnus-castus セイヨウニンジンボク(イタリアニンジンボク)
Vitex agnus-castus
英名:Cheste Tree, Hemp Tree
 南ヨーロッパ原産の落葉低木。高さ1〜3m。全体に香気があり、薬用に利用される。果実はコショウの代用品にされた。写真はこちら
 日本には、明治中期に渡来。
 同属のニンジンボク V. cannabifolia は中国南部原産の落葉低木で、高さ約5mになる。こちらも薬用にされる。
 なお、ニンジンボクの名は、葉の形がチョウセンニンジンに似ていることに由来。
2003年 マルタ



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