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サトイモ科 Araceae

湿潤な熱帯を中心に、105属2500種以上が世界に広く分布。仏炎苞に囲まれた肉穂花序をもつ。

 Alocasia アローカシア(クワズイモ)属 (Elephant Ear)
 多年草。スリランカ、北は日本、南はオーストラリアにかけて約60種が分布。和名は芋がえぐくて食用にならないことから。しかし一部の種は食用にされる。観葉植物としての利用も多い。
【管理】高温多湿の環境を好む。耐陰性もあり室内の半日陰でも育てられるため、観葉植物とxして向いている。逆に強い直射日光に当てると葉やけを起こすことがある。冬期は保温設備のない戸外などでは水やりを控えて休眠させる。繁殖は5〜6月に茎を5〜6cmの長さに切って挿し木する。

クワズイモの1種 Alocasia indica var. metallica アロカシア・インディカ・メタリカ
Alocasia indica var. metallica
英名:Silver Leaf Elephant Ear
1984年 タイ

インドクワズイモ
Alocasia macrorrhiza
 (Syn. A. indica
英名:Giant Taro, Elephant Ear
 クワズイモよりもさらに大型。葉身は大きく1mを超えることもある。インドから太平洋諸島にかけてひろくみられるが、人間の活動によるもの。トンガやサモアではデンプンを蓄えた太い地上茎を食用にする。観葉植物としても利用される。
インドクワズイモ Alocasia macrorrhiza
1990年 バヌアツ
Alocasia macrorrhiza
1984年 グレナダ


 Amorphophallus コンニャク属
 サトイモ科全体の中でもっとも形態の変化に富む。旧世界の熱帯に約100種が分布。日本には固有種のヤマコンニャク A. kiushianus が四国、九州、南西諸島などに分布。

ショクダイオオコンニャク Amorphophallus titanum ショクダイオオコンニャク(燭台大蒟蒻)
別名:スマトラオオコンニャク
Amorphophallus titanum
英名:Titan Arum
 スマトラ島に分布。葉の高さが約5mにもなる大型のコンニャク。肉穂(にくすい)花序は高さ3m以上になり、悪臭を放つ。開花後1週間ほどで腐る。1990年の大阪花博で、この植物の巨大な花のレプリカが展示されていた記憶が筆者にはある。
1989年 インドネシア

Amorphophallus sp. コンニャクの1種
Amorphophallus sp.
1981年 コートジボアール

 Anthurium アントゥリウム属
 アントゥリウム属の植物は園芸上は「アンスリウム」と総称される。サトイモ科最大の属で、西インド諸島と中米、および南米のパラグアイ以北まで約1000種が分布。仏炎苞から尻尾のように花序が出ている姿から「テイルフラワー Tail Flower」ともよばれる。

オオベニウチワ Anthurium andreanum オオベニウチワ(アンスリウム)
Anthurium andreanum
英名:Flamingo Flower
コロンビアとエクアドル原産の着生種。肉穂花序を赤い心形の仏炎苞が包む。
【管理】高温多湿を好むため、葉水をこまめに与えるなどして空中湿度を保つ。冬場も15℃〜18℃を保つ。鉢土はあまり過湿にしないほうがよく、過度の水やりは禁物。土壌は排水と保水のよいものを。繁殖は実生、または5月中旬〜6月に株分けで。
1981年 ドミニカ国


 Arum アルム属
 地下に塊茎を有する多年草。ヨーロッパから地中海沿岸にかけて約26種が分布。ヨーロッパでは古くからデンプン採取、薬用、媚薬(びやく)の原料などに利用されてきた。

Arum cirenaicum アルム属の1種
Arum cirenaicum(印面のまま)
1979年 リビア

Arum maculatum アルム・マクラトゥム
Arum maculatum
 ヨーロッパと北アフリカに分布。塊茎はデンプンを多量に含み、エリザベス朝時代の衣装のひだ襟飾りを固めたり、あごひげを固めるのに用いられたという。
2004年 アイルランド


 Colocasia サトイモ属 (Taro, Elephant Ear)
 多肉な地下茎や地上茎が発達する多年草。中国南部、ヒマラヤ、インドシナ半島に4〜5種が分布。

サトイモ Colocasia esculenta
サトイモ
Colocasia esculenta
英名:Taro, Cocoyam, Dasheen, Eddo
 高さ約1.5mの多年草。肥大した地下茎(塊茎 かいけい)を食用とする。また「ずいき」と称される葉柄(ようへい)も食用とされる。花は長さ10〜25cmの肉穂花序で、淡黄色の仏炎苞に覆われるが、日本ではまれにしか見られない。
 インド東部からインドシナ半島にかけての地域が原産ともいわれるが、栽培の歴史が古く、起源ははっきりしないという。現在では世界の熱帯・亜熱帯地域で広く栽培されている。日本には稲作以前に渡来していたといわれる。
 なお野生種の地下茎は肥大せず、えぐみと毒がある。
 属名はギリシア古名 colocasion からで、本来はハスにつけられた名。
1981年 サントメ・プリンシペ


 Spathiphyllum ササウチワ(スパティフィルム)属
 アメリカ熱帯に約60種が分布。「平和のユリ Peace Lily」とよばれ、観葉植物として人気。
【園芸】室内の明るい場所で育てる。やや乾燥に弱い。冬期は10〜12℃に保つ。繁殖は実生または6〜7月に株分けで。

スパティフィルムの一種 Spathiphyllum sp. スパティフィルムの1種
Spathiphyllum sp.
1970年 バーミューダ



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