Leguminosae マメ科

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Leguminosae マメ科

Platymiscium プラティミスキウム属

 
プラティミスキウムの一種 Platymiscium sp.
1969年 ベネズエラ

Pterocarpus プテロカルプス属

常緑または落葉の高木、またはつる性木本。豆果は扁平で円形。周囲を波打った翼(よく)が取り囲み、属名はこの形状にちなむ(プテロ=翼、カルプス=果実)。インドシタン P. indicus など家具材として重要な種を含むが、日本で一般にシタン(紫檀)とよぶものは、同じマメ科のヒルギカズラ属のもので、ローズウッドと呼ばれるものである。本属のインドシタンは木材の分野では花櫚(カリン)とよばれている。
プテロカルプス・アンゴレンシス Pterocarpus angolensis
1984年 モザンビーク
プテロカルプス・アンゴレンシス Pterocarpus angolensis
1976年 ザンビア
プテロカルプス・アンゴレンシス Pterocarpus angolensis
1982年 ベンダ
プテロカルプス・アンゴレンシス Pterocarpus angolensis
1978年 スワジランド
プテロカルプス・アンゴレンシス Pterocarpus angolensis
1976年 ローデシア
Pterocarpus angolensis
1979年 マラウィ

Pterocarpus rotundifolius
1971年 マラウィ

Sabinea サビネア属

 

サビネア・カリナリス Sabinea carinalis
1981年 ドミニカ国

Sesbania セスバニア(ツノクサネム)属

常緑の低木または草本。世界の熱帯夜温暖な地域に約50種が分布する。
Sesbania punicea
1993年 シスカイ

Spartium レダマ属

カナリア諸島と地中海沿岸に、レダマ1種のみが分布する単型属。エニシダに似た低木。
レダマ Spartium junceum
2003年 マルタ

Streblorrhiza ストレブロリザ属

 
ストレブロリザ・スペキオサ Streblorrhiza speciosa
1984年 ノーフォーク島

Sutherlandia ステルランディア属

南アフリカを中心に約6種がある。
ステルランディア・フルテスケンス Sutherlandia frutescens
1987年 レソト
Sutherlandia_frutescens
2000年 南アフリカ

タウェルニエラ属

 
タウェルニエラ・グラブラ Taverniera glabra
1998年 アラブ首長国連邦

Tephrosia ナンバンクサフジ属

多年草または1年草。世界の熱帯から亜熱帯に約300種が分布。葉は奇数羽状複葉。花は総状花序あるいは偽総状花序につく。果実は線形で裂開する。
Tephrosia apollinea
1981年 イエメン

Trifolium シャジクソウ(クローバー)属

世界の温帯から亜熱帯に約250種が分布。1年草または多年草。
アカツメクサ Trifolium pratense
1982年 アメリカ
アカツメクサ Trifolium pratense
1995年 ロシア連邦
アカツメクサ Trifolium pratense
1961年 チェコスロバキア
アカツメクサ Trifolium pratense
1965年 アンドラ(フランス郵政)

Trifolium repens
1964年 アイスランド

Ulex ハリエニシダ属

ヨーロッパ西部、北アフリカに約20種が分布。エニシダ属に近縁な低木。鋭いとげがある。
ハリエニシダ Ulex europaeus
1995年 フォークランド諸島

Vicia ソラマメ属 (Vetch)

1年草または多年草。多くは巻きひげを有するつる草。北半球の温帯を中心に約150種が分布。属名は「巻きつく」の意のラテン語「vincire」からつけられたという。
Vicia cracca
1988年 アイスランド

Vigna ササゲ属

旧熱帯を中心とする熱帯に約150種が分布する。
Vigna sinensis
1990年 パラオ

ハマアズキ Vigna marina
1990年 パラオ

Wisteria フジ属

東アジアと北アメリカの温帯に分布するつる性木本植物。葉は奇数羽状複葉。花は下垂する総状花序。属名は米国ペンシルバニア大学の解剖学者ウィスター(C.Wistar,1761~1818)を記念してつけられた。
フジ Wisteria floribunda
2003年 日本

Wisteria sinensis
1996年 台湾
【右巻きと左巻き】
  •  フジは右巻きだろうか、左巻きだろうか。書籍やホームページの記事などを見ても、両者が混在していて、はなはだわかりにくい。これはどちらかの記述が間違っているということではなく、観察者の視点の違いによる混乱だろう。植物のつるの場合、どの方向から見るのかで、まったく逆になってしまうからだ。
  •  余談だが、台風あるいは低気圧が、いわゆる「左巻き」あるいは反時計回り(北半球の場合)であるということを、我々は知っている。気象衛星の雲の動きでもおなじみだ。しかし、これは上空から見た場合であって、じっさいに我々が地上から見る台風や低気圧の雲の動きは、いわゆる「右巻き」(時計回り)なのである。もっとも回転体として認識するにはあまりに大きすぎるのだが。
  •  また、これも余談だが、そもそも回転の方向を指し示す言葉になぜ「右」「左」が使われるのだろう。回転に右も左もないはずだ。例えば我々は「右回転」という言葉を聞くと、だれもがネジを締めるときの回転、あるいは時計の針の回る方向、を思い浮かべる。しかしそもそもこの場合の「右」「左」というのは何を指しているのだろうか…。
  •  そこで筆者は植物のつるの巻き方を確認する場合、右巻き、左巻きというとらえ方をやめて、つるを(上下を正しく)右手あるいは左手で持ったとき、伸ばした親指の指し示す方向とつるの巻き上がる方向との一致で確認すればいいのではないかと思っている。あえて言えば「右手巻き」「左手巻き」とでも言おうか…。このやりかたでいけば、フジは右手巻き、ヤマフジは左手巻きになる。

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